2017年06月25日

「国立本店×かややね会議」に参加しました

茅葺きの建築は、数十年おきに屋根を葺き替えることで維持されます。しかし近年、全国各地で、屋根の材料となる茅(ススキ、ヨシ、カルカヤなど)の確保がままならないことが課題になっています。その原因の一旦は人手不足にあります。

世界遺産の白川郷(岐阜県)も同じ悩みを抱えていて、毎年、かなりの量の茅を外部から購入しています。この事態を改めようと乗り出したのが、白川郷で2棟の茅葺き民家を所有する公益財団法人日本ナショナルトラスト。同法人では昨年度より茅刈りをイベント化し、全国から人を呼んで、住民とともに茅を刈る取り組みをスタートしました。あわせて、「茅刈り以外にも白川郷の魅力を感じてもらおう」と、さまざまなイベントを企画しています。その企画会議の場が「かややね会議」で、私は昨年10月に初めて参加させていただきました。

以来、なかなかタイミングが合わなかったのですが、今回は日曜日の公開イベント「国立本店×かややね会議」として開催されたため、いろりメンバー3人で参戦! おのおの「茅染め班」「認定証班」「かややね体操班」の3班に分かれ、アイデア出しに参加させていただきました(2017年6月18日開催)。

私は「茅染め班」で、茅を染料とした伝統的な染め物体験プログラムについて、あれこれ意見を出し合いました。まだ提案段階なので具体的なことは書けませんが、何よりも「茅が染料になるなんて!」と驚かされましたし、いろりの活動地域である福島県南会津町の水引集落でも、かつては同じように茅染めが行われていたのか? 全国の他の茅葺き集落ではどうか? 茅以外にも、野草を使った染め物にはどんなものがあるのか……? などなど、いろいろと調べたいことが増えた1日でした。

ちなみに、会議の場となった国立本店(くにたちほんてん)はシェア型のイベントスペースで、ふだんから「本」や「地域資源の再発見」などをテーマにワークショップを開催されているとのこと。今度は別のイベントにも参加したいなぁと思いました。(浦)

<参考>
公益財団法人 日本ナショナルトラスト
「われらが紡ぐ 白川郷かややねプロジェクト」プロジェクト紹介
http://www.national-trust.or.jp/prg-chiikiisanshien/

国立本店
http://kunitachihonten.info/

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▲アイデア出しの前には国立の町歩きを行い、いろいろなものを見たり聞いたりして感度を高めました
posted by いろり(浦野) at 09:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする