2018年04月01日

『民家 最後の声を聞く』

いまから10年以上前、NPO法人いろりが設立するはるか以前より、福島県南会津町の水引集落で茅葺き民家の維持・活用に尽力されてきたNPO法人山村集落再生塾の藤木良明先生が、『民家 最後の声を聞く』を上梓されました。
同書では茅葺き民家のほか、伝統的な町家や集落について、住民や維持にたずさわる屋根職人の現状、古民家の活用事例、コミュニティのあり方などが解説されています。水引をはじめとする南会津町舘岩(たていわ)地区についても1章が割かれ、NPO法人としての活動経緯などが詳細に書かれています。

藤木先生は水引で活動中、この集落が「living heritage=生きた遺産」であることの希少さを話されていた姿が印象的ですが、本書はまさに、先生のそんな思いが凝縮された一冊だと思います。
〈住み手をなくすと家はこんなにも変わるものか〉〈保存家屋の解説をいくら読んでもそこから生きた家の姿を思い描くのは容易ではない〉—―あとがきより

民家はどうあるべきなのか、考えさせられることの多い一冊です。
ぜひ、ご一読ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4761526726
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posted by いろり(浦野) at 12:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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