「水引茅刈りワークショップ2023 開催日10/28(土)-10/29(日)」の申込締め切りまであと1週間となりました。(10/2(月)まで)
申込はこちらからお願いします。
文化財として保存されることもなく、実際に今も人が暮らす茅葺き古民家が群になって残る水引集落(福島県南会津町舘岩)。
昔は地域共同体の中で、お互いに助け合って屋根の材料となる茅(ススキ)を刈ったり、屋根の補修をしたり、用水路の掃除などをしてきましたが、若い人は集落を離れ高齢化率が進み(※水引集落は高齢化が進んだ南会津町の中で、もっとも高齢化率が高いとのこと)、屋根の材料となる茅を刈ることもままならなくなっています。
そんななか、私たちは都市部など他の地域から人を集めて2007年から毎年秋に茅を刈るお手伝いに集落に通ってきました。
現在、文化財として保存されている茅葺き屋根には地産の茅が使われることはほとんどありませんが、ここ水引では、集落の近くに今も茅場(かやば)が残っています。
茅場も人の手が入らなくなると、林に遷移していってしまいます。毎年、人手が入ることによって自然のバランスが保たれ生態系が維持され、生物多様性が保たれることにもつながること、茅は屋根材として役目を終えたあとも、畑の肥料などとして自然に返されていくなど、まさにSDGsそのものでもあります。
古民家を維持するための茅の確保と茅場の維持のために、都合がつく方がいましたら、ぜひお力を貸してください。
南会津の山は広葉樹が多く紅葉が素晴らしく、酒蔵が4軒も残り美味しい日本酒が呑める地域でもあります。また、魅力的な温泉も多い地域で、茅を刈って汗を流したあと、大いに楽しめます。
若い人に積極的に参加してもらいたいという思いから35歳未満の参加費を割安にしています。その分、若くない人は割高感を感じるかも知れませんが、この活動を支えるためぜひ協力をお願いします。
(みよし)
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